秋になると、茨城県の「国営ひたちなか海浜公園」は真っ赤な丘に包まれます。
春のネモフィラで有名な“みはらしの丘”が、秋には一面のコキアに変わり、まるで燃えるような景色になります。
ただし、その絶景をひと目見ようと多くの人が訪れるため、混雑は想像以上!
開園前から駐車場待ち、入園待ちが発生するほど人気のスポットです。
この記事では、実際に訪れて分かった「混雑のリアル」と「快適に楽しむコツ」、
さらに「撮影ポイント」「服装」「園内の移動方法」まで、詳しくご紹介します。
コキアの見頃は10月中旬!赤く染まる“みはらしの丘”の絶景
ひたちなか海浜公園のコキアが見頃を迎えるのは、例年10月中旬ごろです。
9月下旬までは鮮やかな緑色で、そこから少しずつピンクを経て赤く染まっていきます。

満開の時期には、約3万2,000本のコキアが一斉に真紅に色づき、丘全体が赤い絨毯のように写ります。
晴れた日は青空とコキアの赤、そして遠くの海の青が重なり、まさに絶景です。
丘を登る途中や、振り返ったときに見える景色も圧巻。
光の当たり方で赤の濃さが変わるので、時間帯によって違う表情を楽しめます。
混雑は朝からピーク!開園前に並ぶ覚悟を
コキアの見頃シーズン中、特に土日祝日は大混雑です。
朝9時半の開園前から、すでに駐車場に入る車が長蛇の列。
9時を過ぎると、入園ゲート前も人の波で動きがゆっくりになります。
「そんなに混むなら午後に行こうかな」と思う方もいるかもしれませんが、実は逆なんです。
午後になると駐車場も園内もさらに人が増え、撮影どころではなくなることもあります。
駐車場に入るにも時間がかかる可能性もございます。
おすすめは断然、朝イチの訪問(9:00前後に現地到着)。
開園前から並ぶ覚悟で行くと、まだ人の少ない時間帯に丘の上まで登ることができ、
赤いコキアと青空を背景にした写真も撮りやすいです。
「誰もいない写真」は難しい?角度の工夫で解決!
SNSで見かける「人がいない絶景写真」。
実際に現地に行くと、「どうやって撮ったの!?」と思うほど人が多いですよね。
完全に人を入れずに撮るのは正直かなり難しいです。
ただし、撮影の角度を工夫することで、それっぽい写真は十分に撮れます。
おすすめの撮影ポイントは、
- 丘の中腹から「上を見上げるアングル」
- 人が少ない園路の端からローアングルで撮る
- 背景に空を多めに入れる構図
この3つを意識すれば、混雑中でも“誰もいない風”の写真が撮れます。
風が穏やかな日なら、コキアの丸い形も崩れずきれいに写るので狙い目ですよ!
坂が多い!服装と靴選びも重要ポイント
ひたちなか海浜公園の“みはらしの丘”は、名前の通りかなりの坂道。
写真で見るよりも実際はアップダウンが多く、丘を登るときはちょっとした運動になります。
そのため、スニーカーなど歩きやすい靴が必須です。
ヒールや革靴では途中で後悔するかもしれません。。
また、丘の上は風が強いことが多いので、
秋でも体感的に肌寒くなることがあります。薄手のパーカーやウィンドブレーカーがあると安心です!
広大な園内は自転車レンタルで快適に移動
ひたちなか海浜公園は、東京ドーム約41個分という広さ。
徒歩だけで全部まわるのはなかなか大変です。
園内にはレンタサイクルがあり、基本料金600円〜で利用可能です。
サイクリングコースは約13kmあり、自然を感じながら快適に移動できます。
みはらしの丘エリアへもスムーズにアクセスできるので、時間の節約にもなります!
ベビーカーや小さな子ども連れなら、園内を走る「シーサイドトレイン(周遊バス)」(600円)もおすすめです。
1日パスを購入すれば、主要スポットを乗り降り自由で回れます。
モデルコース:朝から楽しむ秋のひたちなか旅
9:00 駐車場到着(開園待ち)
→ 開園前から並んでおくのが混雑回避の基本になります。
9:30 入園&みはらしの丘へ直行
→ 朝の光に照らされたコキアを撮影。
9:45~ 園内散策・自転車レンタル
→ コスモスやススキなど、秋の花々も見どころ。
12:00 ランチ(海浜公園レストハウス/プレジャーガーデン付近)
→ 地元野菜を使った軽食やジェラートも人気。
13:30 シーサイドトレインで移動&ショッピングエリアへ
→ ひたちなか土産をチェック。
15:00 那珂湊おさかな市場で海鮮グルメ(車で10分)
→ 公園+グルメの王道日帰りコース。
アクセス・駐車場情報
- 所在地:茨城県ひたちなか市馬渡大沼605-4
駐車場までは公式HPをご覧いただくとわかりやすいです→https://www.hitachikaihin.jp/access/route-guide.html
- 開園時間:9:30〜17:00(季節により変動)
- 入園料:大人450円、中学生以下無料
※注意:以下の繫忙期については入園料が350円追加となり、800円になります
春季
2025年4月4日(金曜日)から5月6日(火曜日・振替)
秋季
2025年10月10日(金曜日)~10月26日(日曜日)
- 駐車料金:普通車600円(各ゲートにあり)
- アクセス:
・車:常磐道「ひたちなかIC」から約2km
・電車:勝田駅→バスで約15分(公園西口)
詳しくはこちら→https://www.hitachikaihin.jp/
※混雑期(10月の土日祝)は、開園1時間前でも渋滞することがあります。
関連スポット紹介:マザー牧場の真っ赤なコキアも見逃せない!
秋の絶景をもうひとつ楽しむなら、千葉県のマザー牧場もおすすめです。
9月下旬から10月中旬にかけて、牧場の斜面一面にコキアが咲き誇り、
赤と緑のグラデーションが見事な景色を作り出します。
家族連れに大人気のこのスポットでは、牛の放牧や子ブタのレース、カピバラとのふれあいなど、動物との癒しの時間も満喫できます。
また、牧場のソフトクリームは絶品で、秋の涼しい風の中で食べる味は格別。
土日には駐車場が混み合いますが、少し離れた場所に停めればスムーズに入場可能です。
ひたちなかの自然美とはまた違う、**「牧場×コキア」**の秋をぜひ体験してみてください。
まとめ:早起きしてでも行きたい!秋の絶景コキアスポット

ひたちなか海浜公園のコキアは、まさに「秋を代表する絶景」。
真っ赤な丘の美しさは、写真以上に圧倒的です!
確かに混雑は避けられませんが、
朝早く行けば静かな時間に絶景を味わえるのが最大のポイント。
坂道を歩きながら赤い丘を見上げると、空の青さと風の心地よさに包まれて、
自然の中に溶け込むような感覚を味わえます。
スニーカーを履いて、カメラを持って、少し早起きして出かけてみましょう!
その先にあるのは、心まで染まるような秋の風景です。
最後までお読みいただきありがとうございました(^▽^)/
